
ピンときてなかった
人間とは社会的生き物、とよく言いますが、私は長い間この言葉にピンときていませんでした。社会と自分との関係について考えたこともほとんどありませんでした。その必要性に迫られることがなかった、それは、親、学校、会社と常に周りが評価してくれる環境下にあり、当たり前すぎて考えてなかったということです。別に社会なんて気にする必要なくないか?くらいに思ってました。
会社を辞めて
会社を辞めて人生で初めて組織を離れ一個人なってみると、清々しい気分の一方で社会との関わりから逸れたような妙な孤立した気分になる時もあります。所属組織がなくなることは、社会的にはちょうど自分のトップレベルドメイン(.comとか.co.jpとか)が不明になるような、そんなイメージです。生きていくには、また自分の存在を意識するために自分でトップレベルドメインを作っていく必要があることに改めて気づかされることになります。それは望んでいたことだし、それをしたくて会社を辞めたのだけれども、体感レベルでそれを感じるとともに、社会をこれまでよりも相対化して強く意識するようになったわけです。人間はどうしても社会と関わろうとするし、関わらないと生きていないものなんだ、と。
明日は
時代の変化との付き合い方 についてです。